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残り36試合。

5/17 日 16:04 水戸ホーリーホック 長居 ○ 5-3

いきなり余談から入りますがw この試合で15節です。
今年は1回休み節が無いので、15節ということはつまり15試合目。
で、残り36試合w
やっぱりどう考えても多すぎだろ今年・・・J1は17試合で半分なんだぜ・・・w


とまぁ、毎度お馴染みの愚痴はさておき。

>○ 5-3
>○ 5-3
>○ 5-3

なんだ・・・この恥ずかしくも懐かしい感覚は・・・!www
選手が代わり、監督が代わり、戦術が代わり。
それでもやっぱりやってしまう馬鹿試合。もはや遺伝子としか思えんw

ただ、いくらなんでも水戸ちゃんの前半のシュートが2本(で2得点)は数え間違いだと思うけどなぁ。前半、まだスコアレスの段階で、FM長居でアンバサの人が「(水戸のように)シュートで終わった方がいい」という趣旨のことを言っていた記憶があるので、ということは最低1度は水戸ちゃんがシュートで終わった場面があったはず。
それにしても水戸ちゃんの3得点、敵ながらいいゴールだったなぁ。こちらのミス絡みとかメンタル的な問題もあるとはいえ、ああいう場面で正確にゴールを奪える技術とメンタリティは素晴らしいと思う。一昨年、水戸のシンボルとも言える前田監督を切ったときはどうなることかと思ってたけど、本当にいいチームになったと思う。

もっとも、試合始まってかなり早い段階から、負ける気は全然しなかったのも確か。ちゃんと(という言い方はアレですが)攻撃的にきてくれたからね水戸ちゃん。決して守備がいい加減だったわけではなく、私の好きな「攻撃の第一歩としての守備」をしていたわけですが、そういう攻撃主体のサッカーでがっちり組み合う試合こそこちらの望むところ。

結果的には5点も入ったわけですがw 展開的には石神のゴールが一番好きですね。ボールに絡んだ選手だけでなく、DFを引きつけた塁の動きとかそこら辺も含めて、「みんなで奪ったゴール」という感じがする。ああいう形を90分の中でたくさんつくれれば、もっと安定した試合運びが出来ると思うのだけど。

というか、前半は2点こそ取ったけど、ちょっと試合運びの面でイライラした。まぁ、塁の今季初スタメン、ゴリのスタメン復帰と、前節とスタメンが2人違っていたので、試合の入り方は難しいだろう、という予感は試合前からあったしね。ただ、全体が噛み合うようになるには思いの外時間がかかったし、結局最後まで噛み合わなかった部分もある。

一方、3失点もしたのだから反省点も山ほどあるわけですが、失点に絡む場面ももちろん問題なのですが、とにかくあれだ、いい加減審判には慣れろと。昨日今日出てきたばかりの若手主審ならともかく、偽奥谷野田なんて何年前からいるんだよw で、何年経ってもちっとも変わらない審判だってのも、いい加減覚えようよ。1失点目につながったCKの差し違えとか、もう怒るよりも笑っちまったよ、「さすが野田だぜw」って。要するに「そういう審判」なのだよ、あれは。どっち寄りとかそういう小難しいことが出来るわけでもなく、ただただ単純にへt(ry

まぁ野田の件は置いといてw 結果的に、CKから直接ゴールされたわけではないにしろ、あの差し違えから失点までの間、明らかに選手の意識が試合以外の部分に向いていた。クルピは常々「単純なクリアはなるべくするな」という指導をしているというけど、その方針には条件付ながら賛成するけど、あの場面は思い切って一度プレーを切るべきだ、切って、チームの意識をもう1度試合に集中させるべきだ、と思った矢先に、ああいう形の失点になってしまって・・・直接的には、黒木の曖昧なプレーが失点の原因になってしまったようなので、これを教訓にしてほしいところだけども。
(ただ、多分クルピは、ある程度のリスクは承知の上で黒木を先発で使ってるんじゃないかと踏んでるのね私は。でもって、そのリスクが未来の大きな収穫につながるものであるなら、サポも腹を括らにゃいかんと思うんだ)

上のようないくつかの要素を踏まえてのクルピのハーフタイムの指示が
http://www.cerezo.co.jp/game_quick_report.asp?g_idx=10000014

>・攻撃のとき、乾と香川はあまり開きすぎずに。ルイは前線でポストプレーとクロスに対応しよう。
↑攻撃面の修正
>・相手に取られたら、ハードワークでしっかりボールをとること。
↑守備意識の徹底
>・サッカーで相手に勝とう!
↑野田対策w

だったわけで、この3つはまさに「かゆいところに手が届く」指示だったと思う。
結果的に、後半に入ってシンジと乾の関係性が良くなってから、中盤より前で水戸を圧倒できるようになってきた。前半はマルチネスがひとりで背負い込んでた中盤のマークを、シンジや乾が良い関係で動くことで薄くすることができて、そこから攻撃のリズムを取り戻すことができた。
最後の1失点は完全に余計だったw とはいえ、45分間ほぼ圧倒し続けたのだから、後半に関してはあまり不満は無い。

この日の後半のようなサッカーを90分続けて出来れば、もっと安心して見ていられるんだけど・・・ということを開幕戦からずっと言い続けてるような気がするw





ここから先はイタい(という自覚はあるw)ので折り曲げる。


実はちょっと前、早い話がアンバサ祭りの日にミナツモに行っていたのだけど。
その日は試合翌日で、試合出場した選手はリカバリオンリーで、つまり練習はサブオンリーだったのですが、その中でも「生まれ故郷の空気を吸ってきたせいか中の人が変わった」ともっぱら評判の人の様子をコソーリとうかがっていたわけなのですが。

確かにコンディションは(開幕前日に見たときと比べると)だいぶ上がってるなぁという感じはした。あと、これはその日だけがたまたまだったのか、あるいはまさしく中の人が変わった成果なのか、妙にテンションが高かったwww
その反面、シュートに関してはいまひとつ、いや、いまふたつかみっつぐらいで、正直言って「あぁ、この分だと復帰にはもう少し時間がかかるかな。早くて第2クール頭、下手すりゃ自分の誕生日ぐらいかな」という印象だった。
まぁ、この人に期待されていることは、試合に出場したりゴールを決めたりといった「表」部分だけのことでは決して無いし、いまは焦らず、彼にしか出来ない貢献をしっかりとしてくれれば、と思っていた。

土曜日、ツモっていた知り合いからベンチ入りの一報を聞いても、驚きはしたし嬉しいとも思ったけども、同時に「いや、プレーするにはまだ早いな」とも思った。
そういえば去年、負傷者続出のときにチーム全体の精神的な動揺が激しかったので、試合に出る出ないというより、むしろそこら辺の効果を狙ってのベンチ入りなのだろう、と考えていた。

そうは言っても、長居で、そしてセレッソのメンバー紹介で、この名前を口にすると、どうしようもなく気持ちが高揚するのは、セレサポならば仕方のないこと。

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背番号20、西澤明訓。

#彼の名前を呼ぶときだけ、通常のコールアンドレスポンス(名→姓)をあえて崩して「西澤!」「アキ!」と変えてくれた西川君GJ。


後半、塁が足が攣ったか何かで倒れたとき。スタジアム中が(塁が負傷したかもという)不安と(アキが出場するかもしれないという)期待で妙にテンションが高かったとき、私はむしろ不安でいっぱいだった。何せ、万全の状態からは程遠いことを私は知っている。

それでも。
万全の状態ではプレーできないと知っていながらも。

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この「20」がピッチ脇に立ったときから、どうにも身体が震えて仕方なかった。

セレッソの試合(公式戦)で、
彼がプレーをする姿がもう1度見られる。

ほんの半年前には「どんなに願ってももはや叶わない」と思っていた願いが、叶うときが来たんだと。

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この頼もしい背中を、「セレッソの選手として」再び見ることができる。
そんな喜びを、どんな言葉で表現したらいいんだろう。表現できるんだろう。

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多分、最初のボールタッチはセットプレーの守備だったと思うw そんなところもまたアキらしい。
とはいえ、シュートこそ無かったものの、どうにも取れないボールキープやら、DFをまともに背負いながらの(ヘディングではなくあえて)胸トラップやら、あるいは「ここはいったん落ち着いた方がいいな」という場面での的確なボールアウト(サイドラインに出した)やら、「西澤明訓」らしいプレーの連発。

圧巻は、シンジの2点目(チームとしては4点目)につながるあの「スルー」。
1点差の場面で、あのポジションで、FWが、ましてアキほどの実績ある選手が、スルーをする。
これ、相手DFからすればほとんど嫌がらせに近いプレーだと思うw

そしてもうひとつ、個人的に私がとても嬉しく、頼もしく思った場面。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7074815

あえてニコ動から貼らせてもらいますが、これの1分過ぎにアキ自身が激しく当たられ、その直後に今度はシンジがやはり激しく当たられてファウルを受けるシーンがある。正直言って、かなり危ないプレー(シンジの場面、微妙に肘が出ているようにも見える)。この試合、こういうファウルが多かったので、サポのみならず選手の方にもこういったプレーに対する怒りとか、これでも警告を出してくれない主審への不満とかが鬱積していたのだけど、この直後、1分15秒過ぎ、画面右に映るアキの手の動きを見てほしい。
両掌を下に向け、押さえる動き。
「お前ら落ち着け、冷静になれ」と、無言で選手達に示している。

これだよ!こんな風にチームをコントロールしてくれる選手が必要だったんだよセレッソは!!

そもそも今のセレッソは若い選手が多いし、年長者を見ても、外国人のマルチネスとチアゴ、そしてキャプテンのハネを除くと、冷静沈着でいられる選手は驚くほど少ない。そんな中で、例えばハネが落ち着かせようとしても、激高した選手全員を落ち着かせることができるかというと、ちょっと大変なものがある。

だけど、アキなら。アキの存在感ならば、自然と周囲がそれを受け入れることができる。シンジやゴリのように2006年以前に所属していた選手はもちろん、アキが一度去った後に加入してきた選手さえ、既にアキに対しては無条件の信頼を寄せているようだ。
ハネにとっても、決して自分を強く主張することなく、しかしごく自然に選手達をコントロールしてくれる存在が同じピッチにいることは、きっと心強いことだと思う。

シンジへのスルーより、胸トラップより、何よりもこの瞬間に
「あぁ、アキが帰ってきてくれて本当に良かった!」
と思ったのだよ、私は。

・・・もっとも、昔のアキを知っている者にとっては
「アキが『冷静になれ』とかwww」
と思ったのもまた事実だけどな!w


試合後のインタビュー。

順位計算間違えた西川君は減点1w

by exbaum | 2009-05-19 02:34 |