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2010 JリーグDiv.1 第14節

7/24 土 18:04 モンテディオ山形 大阪長居スタジアム ○ 3-0

8月からは「キンチョウスタジアム」にお引っ越しということで、「ひとまずさよなら長居スタジアム」の記念すべきゲーム。思い出のあの試合、この場面、みんな長居スタジアムとともにあった。

その思い出の場面のいくつかに登場する特別な選手と監督が、この試合の対戦相手にはいた。拍手だったり、ブーイングだったり、迎え方は人によってそれぞれ違ったけど、J1に昇格してこのチームと対戦することにはやはり特別な思いがあったことは確か。

そういう、色々な意味での「特別」な試合で、完勝と言える試合をやってのけたことが本当に嬉しい。3-0というスコアもさることながら、それ以上の差があったなと贔屓目抜きで思う。

この試合、開始早々から「あぁ・・・すごくコバです・・・」ってつぶやきたくなるぐらい、どこをどう切っても「コバさんのサッカー」だなぁと。ええそりゃもう、コバさんのサッカーについては重々承知しておりますからw

そもそも私、やたらめったら金科玉条のように用いられる「攻撃的サッカー」という言葉があまり好きではなくてですね。いや、もちろん「攻撃的サッカー」を目指すことは構わない。というか、ガンガン点を取りに行くサッカー自体は大好物です(^q^) ただ、ナントカのひとつ覚えのように「攻撃的サッカー」という言葉を繰り返す人は、おそらくはその言葉の裏に「守備的サッカーなんてつまんね、意味ねー」という揶揄を込めている。そこが気に食わん。

守備から入るサッカーが必ずしも「守備的」というわけではない。居合い抜きのように一閃でゴールを奪うカウンターはとても美しく、そんな風にカウンターで仕留める為にあえて相手を誘い込むような守備もまた楽しいものだ。そういうサッカーもあるのだということを、他ならぬコバさんから教わった。

ただし、コバさんのサッカーには良い面もあれば悪い面(というか限界)もある。2年近くコバさんのサッカーを身近で見続けてきたからこそ、そのこともわかっている。この日のセレッソと山形の差は、まさしくコバさんのサッカーの悪い面が前面に出たからこそ、とも言える。

多少の疑問や保留点はあるとは言え、なんだかんだ言っても私はレヴィー・クルピのサッカーは好きだ。でも同時にコバさんのサッカーも好きだ。この2つは決して矛盾してはいないと思う。


コバさんの件はさておき、シンジがドイツに旅立ち、怪我人続出で半ばナビ杯を捨てゲームにした甲斐があったなぁと、この試合を見ていてつくづくそう思った。

家長を中心に(!)乾、清武、アドリアーノが、互いのやりたいプレーを理解し合いながらも同時に自分のやりたいプレーも貫くという実にフリーダムなプレーを展開し、ボランチや両SBは彼らが自由にプレーしやすいように、ということを第一義に考えて攻守にわたって献身的に動き回り、相手の得点源やボールの出どころはボランチや両CBがきっちり潰すことで相手の決定機自体を激減させ、それでも打たれるシュートはジンヒョンが落ち着いて反応。

このサッカーをやる為には数試合の試用期間が必要だったのは明らかで、そのタイミングがうまいことナビ杯にハマってくれたなぁと。もちろん最初からナビ杯を捨てる気だったわけではなくて主に怪我絡みのアクシデントでやむなく、ではあったのだけど。

まぁ何にせよ、乾と清武は今季初ゴールおめ。乾はこれがJ1初ゴールになるそうで、

ま た 山 形 か ! w

#乾のJ初ゴールの試合。
http://www.cerezo.co.jp/game_rank_backnumber/2008/2008j25.htm





上に書いた「特別な選手と監督」の中でも、さらに「特別」なたったひとり。

残念ながらサブだったけど、選手紹介のときはもちろん、宮沢との交代でピッチに登場したときにもすごい拍手で、いかに彼がセレッソで愛されていたかということがそのことだけでもよくわかる。
もちろんただ愛されてたわけではなくて、投入直後の山形のチャンスでいきなりDFがつかまえづらいダイアゴナルランをやられたときには冷や汗をかくとともに「いやぁ、さすがだなぁ」とため息(効果的なパスが出てこなくて助かったけど)。味方としては最高に頼もしかったけど、というかそれだけに、敵に回すといかに厄介か。

たとえ敵であっても、これからも彼のプレーはずっと好きだろうし、彼に対する感謝の思いもきっと変わらない。
「出来れば一緒に昇格したかった」という少しの胸の痛みも。

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短評:
家長昭博:7.0
得点の有無に関わらずこの試合のMOMはどう考えても彼。ここまで出来る選手に対しては、「出来ていないこと」を指摘して無理からやらせようとするのは無粋なのかもしれない。
岡部拓人:5.5
ちょっと安易にカードを出しすぎた感も。まぁこの次の試合の主審に比べれば遥かにマシだけどw
森島寛晃:6.0
コバさんが監督やってた頃のエピソードが秀逸(ミナツモでDVD見ながらうなり声上げてたって話)。そんな面白い話持ってるならもっと出してくれw
西川大介:7.0
試合後、いつもなら「Long and Winding Load」で締めるのに、この日は満月の映像に載せて「Fly Me To The Moon」。このセンスは本当に素晴らしい。
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by exbaum | 2010-08-07 02:37 |