残り31試合。

6/7 日 13:03 ファジアーノ岡山 桃スタ ○ 2-0

いやー「晴れの国」言うだけあっていい天気だったねぇ&暑かったねぇ岡山。
というわけで、運転免許無しの私は乗用車組の端っこに乗っけてもらって行ってまいりました。
さすがに疲れて今にも寝てしまいそうなので、簡単な感想だけ。

・・・実は岡山に着くまで乾の状況を知らなくて(いや前日時点でバスに乗ってないってとこまでは聞いてたんだけど、「どーせ仙台戦のときと同様、今朝の新幹線かなんかで追っかけてくるんだぜ」とか思ってた)。スタメンに乾の名前が無いことを知ったときは、こんな天気だというのに首筋にうすら寒さを感じたものですが。

実際、試合全体を通して見れば、前節と同様、決して出来のいい試合展開では無かったことは事実。岡山にシュート技術の高いFWがいなかったことが幸いしたのと、キムにスーパービッグセーブ(としか言いようが無かろう、あれは)が出たおかげで失点こそしなかったが、攻撃に転じてもつまらないミスで簡単に相手ボールにしてしまうような場面が多く、どうにか相手側PAあたりまでボールを運べたにしても、そこに至るまでに余計な手数を踏みすぎていて綺麗な形でシュートできない、まれにシュートできても枠に飛ばない、そんな状況だった。

ただ、現地で観ていた人ならきっと気づいていたはず。
そんなジリジリする展開の中、幾度と無く的確に「いま、ここしかない」というタイミングで相手DFの裏を突いた動きをしていた選手がいたことを。

あれだけ完璧な動き出しをしているのだから、あのタイミングでボールさえ渡ればビッグチャンスになるのに。もどかしいやら、(あの動きにボール保持者が気付いてくれないことが)気の毒やらで、なんとかならないもんか、なんとかしてやれないもんか、とずっと思っていたんだけど、最後の最後で報われた。それも最高の形で。

1点目も2点目もアシストは濱ちゃん。1点目は、いかにも「このふたり」らしい、素晴らしい足元の技術とお互いへの信頼感が無ければ生まれないゴール。そして圧巻は2点目。
既にロスタイム、キムのキャッチしたボールがヒラジにフィードされ、そこからオフサイドギリギリのところで右サイドの濱ちゃんへロングパスが出る。しかしこの時点ではハーフウェイラインをわずかに超えた当たりに過ぎない。カウンターだから相手の枚数は少ないとはいえ、ゴールまでの距離は遠い。そこからドリブルで持って上がる濱ちゃん、その動きに呼応して駆け上がってくる白い影。DFの裏を取りながら斜めにゴール前に飛び込んでくるその影に向かって、濱ちゃんの速い正確なマイナスのセンタリング。ほぼトップスピードを保ったまま、そのボールをワンタッチでゴールに押し込む技術。

これぐらいのプレー、もともと出来る選手だと誰もが知っていた。知っているはずだった。
それなのに、なかなかその能力を発揮しきれず、自らのプレーに迷い、長いこと苦しんでいた。
正直なところ、シンジや乾はおろか、同い年の黒木や白谷と比べても性格的な面ではまだ幼さの方が先にたってしまうところがあって、だからこそ自らの置かれている状況に、理想と現実の落差に悔しくて夜も眠れない日もきっと少なからずあったんだろうと思う。

でも、今日という今日は、桃スタに来ていた人達全員に、チームメイトに、そして何より監督に、見せ付けることができたと思う。
香川真司とも、乾貴士ともまるで違う輝きを放つ、柿谷曜一朗という存在が確かにここにあることを。

今日、最高のプレーが出来たからといって、次も必ず同じプレーが出来るわけではない。今日の輝きが一瞬のきらめきで終わってしまう可能性だってある。終わらせることなく、新たな物語をスタートさせることができるか否かは、本人の覚悟次第だ。
ただ少なくとも、今日の2ゴールを自分のことのように(あるいはそれ以上に)喜んでいたチームメイト達や、繰り返しヨウイチロウコールをしていたサポーター達は、この物語が続いていくことを心から願っている。そのことは常に意識しておいてほしいなと思う。


それにしても、4バック(4-4-2)への転換がこんなに劇的な結末を呼び込むとはねぇ。
なんとなくだけど、シンジと乾を近い距離でプレーさせることを第一に考えるなら現状の3-6-1(3-4-2-1)が合うのだろうけど、逆に試合の展開次第で4バックにしたいときは、シンジや乾よりもむしろ曜や濱ちゃんをこの使い方で置いた方がいいのかもしれない。
#その場合、FWの一角であるはずのアキがしばしば中盤まで下がって
#あたかも「司令塔」のようなプレーをしたりするのだけどw
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by exbaum | 2009-06-08 02:11 |